分散型取引所dYdXは、2025年末までに米国市場へ参入する準備を進めていると、同社のエディ・チャン社長が述べた

ロイター通信が31日に報じたところによると、同社は今後数カ月以内に米国市場へ進出し、ソラナ(SOL)などの仮想通貨における現物取引サービスを提供する計画だという。

チャン氏は「米国で利用できるプラットフォームを持つことは非常に重要だ。これは私たちが目指す方向性を示すものだと考えている」と述べた。

dYdXは、現物資産を保有せず、基礎資産の価格変動を取引できるデリバティブ「永久先物(パーペチュアル)」取引を専門としている。

チャン氏はまた、ドナルド・トランプ米大統領の下で進む規制環境の改善が今回の決定の背景にあるとし、今後、当局が永久契約に関する明確なガイダンスを示すことを期待していると述べた。

米証券取引委員会(SEC)と商品先物取引委員会(CFTC)は9月、米国内トレーダー向けに永久契約を導入する可能性を検討すると発表している。

システム停止を受けた補償案でガバナンス投票へ

10月初旬の市場急落時に約8時間にわたって取引が停止した問題を受け、dYdXは月曜、影響を受けたユーザーを対象に補償を提案するガバナンス投票を開始した。提案内容では、プロトコルの保険基金から計46万2,000ドルを補償する案が示されている。

ナンセンのデータによると、プロトコルのネイティブトークン「dYdX(DYDX)」の価格は過去30日間で約50%下落し、0.60ドルから0.30ドルに下落した。

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