オランダサッカー協会(KNVB)は、11月19日に行われたUEFA欧州選手権予選のオランダ対エストニア戦で、ブロックチェーン基盤の発券アプリを試験的に導入した。同日、オランダプロサッカークラブ「AFCアヤックス」のファンメディア、アヤックスライフが報じた。T

アヤックスライフによると、KNVBは、今回のブロックチェーンベースのアプリを偽造チケットや闇取引への対抗措置として導入した。

このアプリは、バーコードを読み取ることで入場が可能となる仕組みだ。また、決まった一定の入場期間や特定の範囲でのみ利用可能となるため、チケット転売の抑制が可能だ。

また、このブロックチェーン技術の試用が成功すれば、EU機関の1つである欧州地域開発基金による支援を受けられ、アプリ開発をより進めることが可能となるという。

チケットの偽造対策でブロックチェーンが導入される事例としては、米ニューヨークのブロードウェイでも行われている。今年10月に、ブロードウェイで最大級の劇場運営会社であるシューベルト・オーガニゼーションがIBMのブロックチェーン基盤のモバイル発券ソリューションの試験運用を始めている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン