オランダ・アムステルダム拠点の仮想通貨取引所ブロックポートは、同社プラットフォームを5月末までに閉鎖すると発表した。テックメディアのザ・ネクストウェブが6月4日に報じた

ブロックポートは5月22日、ブロックポート証券トークン(BPS)のセキュリティ・トークン・オファリング(STO)に失敗したことを受け、オランダの裁判所から破産宣告をされた。

ブロックポートは、今年3月に初めてSTOを発表。BPSトークンはブロックポートの株式にペッグされており、株主が配当を通じて利益を共有できるセキュリティ・トークンだった。最低500ユーロ(約6万円)からBPSに投資できる形で4月16日から5月15日まで実施されていたという。

ブロックポートは5月中旬、必要最低限の資金調達量であるソフトキャップ目標の100万ユーロ(約1億2100万円)に達しなかったと明かし、投資家への返金を行い、5月末までにプラットフォームを廃止する見込みだと述べた。

報道によると、ユーザーへの返金が完了していないためプラットフォームはまだ閉鎖されていない。すべての返金が完了次第すぐに閉鎖する予定だという。

ブロックポート創業者のセバスチャン・リヒター氏は、同社は今後も「ステルスモード」で開発を継続すると述べている。


翻訳 ロシアンOLちゃん
14歳の時に来日してから日本が好きになり、日本語の勉強を始める。大学卒業後、商社、PEファンドなどを経て、現在ではブロックチェーン産業に携わり、SNSでロシアや欧州のブロックチェーン、クリプト情報を発信している。

編集 コインテレグラフ日本版