中国拠点のビットコインマイナーであるビットオリジンは21日、仮想通貨トレジャリーとして4050万ドージコイン(DOGE)の取得を完了したと発表した。これに先立ち同社は7月17日、上場企業として最大のDOGE保有者になることを目指していると明かしていた。そのために同社は、株式売却と社債発行を組み合わせた5億ドル規模の資金調達契約を投資家と締結している。
DOGEの企業保有が進むことで、需要と価格が上昇する可能性はあるのか。チャートをもとに分析する。
ドージコイン価格予測
ドージコインは現在、0.14ドルから0.29ドルのレンジ内で推移しており、サポート付近では買い、レジスタンス付近では売りが見られる状況だ。
価格は21日に0.29ドルから下落し、24日には20日間単純移動平均線(SMA / 0.21ドル)付近まで下げた。現在、買い手は反発を試みているが、0.26ドルおよび再び0.29ドル付近では売り圧力に直面する可能性がある。これらの水準を強く突破すれば、DOGE/USDTペアは新たな上昇局面入りを示唆し、パターン目標である0.44ドルを目指す展開も考えられる。
一方で、価格が反転して20日SMAを下抜けた場合、強気派の勢いが弱まったことを意味し、レンジ内での推移がさらに続く可能性がある。
4時間足でみると、テクニカル的には、20SMAが下向きに転じ、相対力指数(RSI)もマイナス圏にあり、短期的には弱気派が優勢とみられる。20SMA(0.25ドル)付近への反発は売りを呼び込みやすく、そこから再び下落すれば、0.21ドルまで下押しされるリスクがある。
強気転換の初動サインは、価格が20SMAを明確に上回って引けることである。この動きが見られれば、売り圧力が後退しつつあることを示し、DOGE/USDTは0.27ドル、そして0.29ドルまで上昇する可能性がある。だが、この水準では弱気派による強い売りが待ち構えていると予想される。
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
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