中国当局が仮想通貨取引を取り締まる方針を示している一方で、監督下にある取引所に対しては一概に弾圧しようとするわけではないとの声が出ている。

シノ・グローバルキャピタルのマシュー・グラハムCEOは今後の中国の仮想通貨について「1.フォビとOKExは「ある程度の」承認を得る。 2.バイナンスや他の国際的な取引所はほとんど無視する。3.MXCやBikiのような小さなカジノ取引所は閉鎖され、オフショアに追い込まれる」と3つのパターンを予想した。

フォビやOKExについては中国政府と以前から関係が良好だと言われている。またフォビは中国政府支援のブロックチェーンサービスネットワーク(BSN)に加盟することが報じられるなど政府とも近い取引所と言えるだろう。

仮想通貨メディアのビットコイニストによると、中国の仮想通貨取引は活発だ。OKExの1日の取引額は5億2800万ドルを超え、10億ドルを超える日もあるという。またHuobiも約5億7300ドルを超えている。

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