アルゴリズム型ステーブルコインUSTとテラ(LUNA)の劇的な下落は、仮想通貨業界の間で大きな話題になっている。そして今、韓国の保守党がこの問題について国会での聴聞を要請した。

現地報道によると、韓国国会の政治委員会は17日、テラフォームラボの共同創設者ド・クォン氏を国会聴聞会に召喚したという。同委員会の代表である野党「国民の力」のユン・チャンヒョン氏は、次のように述べた。

「暴落時の取引所の挙動に疑問がある。コインワン、コービット、ゴーパックスは5月10日に取引を停止、ビッサムは5月11日に取引を停止したが、アップビットは5月13日まで取引を停止しなかった」

彼は、「法制化が遅れるにつれ、投資家の損失が拡大している」ことや、「投資家の巨額の損失をただみているだけで、投資家を守るために無力であること」を指摘した。ユン議員は次のように提案した。

「テラのド・クォンCEOをはじめとする関連取引所関係者を国会に招き、事態の原因と投資家保護策について聴聞会を開くべきだ」

16日に、クォン氏はテラエコシステムを2つのチェーンにフォークし、現在のネットワークを「Tテラクラシック(LUNAC)」、新しいチェーンを「Terra(LUNA)」とすることを提案した。