著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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反発局面も一巡し、軟調な展開へ

CoinMarketCapより作成

上図は2021/3/1から9/27までの、BAT/USDの出来高と価格(終値)の推移である。

8/27のレポート「BAT(ベーシック アテンション トークン)、0.75USDに何があるか」では、BATの価格と出来高について以下のように考察を実施した。

今年3月以降のBAT/USDは出来高が価格に先行してトレンド転換する傾向が確認できた。具体的には、出来高が価格から乖離した動きとなると、その約30日後に価格が出来高に沿う動きとなっている傾向が見られた。

今回、着目したいのは8月下旬以降の動きである。

出来高は8/23にピークを迎えた後、価格も同様に軟調な展開となった。その15日後に再び出来高、価格とも上昇し、一旦は直近高値を更新するものの、8/23と同様に反落となっている。9月以降は出来高、価格とも下値を模索する展開となった。

このようなトレンドの転換時点から価格、出来高とも一致した動きとなる展開は、直近半年間のBAT/USDでは例がなく、前回のレポートで考察した値動きとは異なるものである。

BATは値動きの性質が変わった可能性がある。

値動きの性質の変化は、各自の手法の優位性にも関わるため、特にBATの取引を専門とするトレーダーは気をつけておきたいところだ。

次に、価格帯別出来高から価格に焦点を当て考察しよう。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。