著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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三角保ち合いを上抜けできるか

XLM/JPY Bid 日足チャート(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)

上図は2020年12月以降のXLM/JPYの日足チャートである。

長らく一桁台を推移していたXLM/JPYだが、同じく決済系の暗号資産であるXRPの急騰によって注目され、2020年11月には二桁台へ連れ高となった(チャート左の黃矢印)。

今年5月までの価格をみても、荒い動きではあるが、移動平均線は2020年12月(同チャート左の黃矢印)を起点に50日>75日>200日と幅を拡げており、勢いのある上昇トレンドが継続していたことが確認できる。

一方で、5月に84.392円の高値をつけて以降、XLM/JPYは下方向のトレンドライン(白矢印)が示す通り、軟調な展開となっている。

ここで、移動平均線に注目すると、5月中旬に75日>50日のデッドクロス(赤矢印)をつけてから一段安となったが、8月中旬には50日<75日にゴールデンクロス(チャート右の黃矢印)に変わっており、一旦の底打ちの様相を示していると捉えることもできる。

直近9/29では、25円付近で反発しており、下値の切り上げも確認できていることから、上方向への切替の兆候ともいえる可能性を秘めているといえるだろう。

10月に入ってからのXLM/JPYは、上下のトレンドラインに挟まれる形で値幅を縮めており、一方に抜けた場合に強い方向感を持った動きとなる可能性の高い三角保ち合いを形成している。

足元は三角保ち合いの上方に位置しているが、BTCが5ヶ月ぶりに600万円台に回復するなど、暗号資産市場全体の環境も好転しつつある。

ファンダメンタルズ上の強気要因によって一押しした際に、上抜ける可能性も視野に入れておくことが肝要だろう。

次に、ハーモニックパターンを用いて、今後の上値の目処を探ってみる。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。