著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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年末ラリーの第一歩となるのか!?

Bloombergより作成

上図は2021年1月1日から現在の暗号資産時価総額とBTC/USDの価格を比較をしたグラフである。

BTC(ビットコイン)は、10月20日の取引で過去最高値を更新。暗号資産時価総額も、10月21日の取引で過去最高値を更新することとなった。

過去最高値を更新した背景として、米国で初めての上場投資信託(ETF)であるプロシェアーズ・ビットコイン・ストラテジーETFが上場したことや、アメリカ証券取引員会(SEC)の委員長であるゲイリー・ゲンスラー氏が、中国が暗号資産マーケットの締め付けを強化するのに対し、米国では投資家保護の必要性はあるものの、取引禁止の可能性はない姿勢を示したことで、投資家心理の改善につながったようだ。

BTC/USDは一時67,000ドルの大台を突破したことで、BTC(ビットコイン)の時価総額は1.2兆ドルまで上昇、世界時価総額ランキング7位のFacebook(時価総額0.9兆ドル)を超えて6位を記録した。

暗号資産市場全体の時価総額も2.7兆ドルまで上昇したことで、世界時価総額ランキング1位のApple(時価総額2.4兆ドル)を超える一大マーケットとなった。

今回の上昇を受けて、米国の資産家で投資家でもあるピーター・ティール氏は、暗号資産の上昇について、「中央銀行が完全に破綻している時代にわれわれはいるということだ」と暗号資産について賞賛する発言をしている。

2021年度に入り、著名投資家であるレイ・ダリオ氏やジョージ・ソロス氏が創設したソロス・ファンドマネジメントもBTC(ビットコイン)を所有していることを公表しており、分散投資におけるBTC(ビットコイン)の重要性が急上昇していることを示していると思われる。

今後、BTC(ビットコイン)の動きはどうなるのか。

以下の指標から、示唆される相場展開を確認したい。

・期待インフレ率
・ハッシュレート
・Googleトレンド

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。