著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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2021年後半は機関投資家が先導か

BloombergよりDMM Bitcoin作成

上図は2021/6/1を起点としたCMEグループが提供するBTC(ビットコイン)先物価格と、総建玉を比較したグラフである。

グラフから、10月のBTCの価格上昇と同時にCME参加者の建玉の急増が目立つことがわかる。

今回の急増がどの程度であるのか。以下の図で主要取引所の先物建玉ランキングを確認したい。

執筆時時点の建玉ランキングを確認すると、CMEの建玉は主要取引所の内、2位にランクインしていることがわかる。

また、10/19に取引を開始した米国発のBTC先物ETF、プロシェアーズ・ビットコイン・ストラテジーETFはわずか一日で10億ドルの売買代金を記録しており、初日の売買代金としては過去二番目の歴史を紡ぐこととなった。

BTC現物の保管やカストディ、紛失やハッキングといったセキュリティ関係の暗号資産特有の諸所の問題をクリアにしたETFの到来によって、いよいよ2021年後半は機関投資家が本格参入した段階に位置しているかもしれない。

また、機関投資家が本格参入する背景の一つとして、BTCの市場規模の拡大という面が見られる。誕生から12年が経過したBTCの、現在の時価総額を既存の金融市場で比較してみる。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。