著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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長期上昇トレンドは継続

Tradingviewより作成

上図は、XLM/JPYの日足チャート(2021/6~執筆時点)に主要なレジスタンス・サポートラインを描画したものである。

暗号資産全般の動きは、今年7月の安値から11月に年初来高値を付けた上昇トレンドを形成後、足元では調整局面を迎えている。

コロナウイルス後の景気回復と米国のテーパリング、そして利上げ観測が金融市場のファンダメンタルズ材料として重要度が増す中、直近では新種のコロナウイルスも懸念されており、投資の読みを行う上では複雑性が増している状況である。

このような状況の中、暗号資産市場に着目すると、直近の軟調な動きが調整に留まり、再び上昇トレンドを開始するのか、はたまた足元の調整局面が下落トレンドの始まりであるのか、今後の値動きを判断する上で重要な局面を迎えている。

本日は、ライン分析を用いて、XLM/JPYの今後の行方を考察してみる。

XLM/JPYは暗号資産市場全般の動きを踏襲し、7月を起点に上昇トレンドが継続しているが、現在は11/10につけた高値である50円ラインを起点に調整局面となっており、30%ほど調整された35円ラインを推移している。

今後の展開を考察するうえで重要なレジスタンス・サポートラインは以下があげられる。

・上図の高値と安値を結んだ上昇チャネルライン(a)、(b)、(c)、(d)
・2021/7/22の急騰後、現在に至るまでサポートとして機能している(e)の28.5円ライン

現在はチャネル下限である(d)のラインをワンタッチした後、やや値を戻して(c)ラインを目指す動きとなっているが、上昇反転に転じるか、(c)ラインがレジスタンスとなり下落基調となるのか注目したい。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。