著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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BTC(ビットコイン)、545万~623万円での推移となるか

BTCJPY 日足チャート(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)

BTCJPYは、一時660万円台まで上昇した後、足元では600万円を割り込み軟調な動きとなっている。

今後の展開をみるにあたり、本日はピボットを使って値動きを模索してみる。

3/23営業日の4本値から算出したピボットポイントは、R2(レジスタンスライン、上値抵抗線)が6,232,561円、S2(サポートライン、下値支持線)が5,545,511円となっている。

ピボットポイントは多くのマーケット参加者に意識されており、ライン付近には比較的に売買が集中する可能性が高まると考えられ、S2及びR2には留意したい。また、上昇トレンドライン(上図赤線)と下降トレンドライン(上図青線)の三角持ち合いも意識すべき局面で、ピポットプライスとトレンドラインを考慮すると、サポートは「545~555万円」レジスタンスは「616~623万円」となりそうである。

市況としては、3/24営業日、スエズ運河で大型コンテナ船が座礁したことにより他の船舶が通行できなくなったことから、物流遮断による原油供給への懸念が広がった。そのため、時間外で原油先物相場が急反発。豪ドルなど資源国通貨が買われ、日本円やドル、ユーロ安となり、エネルギー株がこれに連れて上昇したことや、米長期金利低下などを背景に、BTCを主とする暗号資産市場は堅調であった。

また、米テスラ社のElon Musk(イーロン・マスク)氏が、Twitterで「テスラ車はビットコインで購入可能」とツイートしたことが好感され、BTCJPYは一段高となり638万円まで値を伸ばした。(3月25日 Twitter等)

その後、スエズ運河通行の再開見通しとの報道(3月24日-Bloomberg)もあり、BTCJPYは上値の重たい展開となった。R2(=6,232,561円)の売り意識は、より強まる可能性が考えられる。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。