著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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年単位でのダブルトップ形成に注目

LTC/JPY 週足Bidチャート(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)

上図は、2017年12月からのLTC/JPYの週足チャートである。

このチャートで象徴的なのは、ダブルトップ(通常では、相場の天井を示すチャートパターン)であろうか。

ダブルトップを形成したのは、2017/12月の42,000円と2021/5の44,000円である。

2021/11にはダブルトップを崩し、再度上昇基調へ転じるような動きもあったが、結局は戻り高値が32,900円近辺で留まり、44,000円を超えることはできなかった。

このように、長期的にはダブルトップを形成したLTC/JPYにとって、2022年は下落のリスクを意識せざるを得ない展開を、メインシナリオとして持っておくことが必要なのかもしれない。

2021年を振り返ると、暗号資産市場が全体的に活況となる中、BTC(ビットコイン)は年間で約62%の上昇を記録し、2021/4(約680万円)と2021/11(約760万円)には過去最高値を更新した。

LTC/JPYも同様の流れで、2021/5に44,000円に上昇し勢いを見せた。しかし、その上昇は2017/12高値(約42,000円)を少々上回る程度で頭打ちの格好となった。

その後、2021年後半には暗号資産市場全体に再び高波が現れたものの、LTC/JPYの11月高値は約32,900円に留まり、ダブルトップ形成後からは価格がピークアウトする流れとなっている。

LTC/JPY は15,500円のサポートラインで一定の下げ止まりの兆候が伺えるものの、2017/12と2021/5の間に記録した安値(ネックライン)約2,500円を意識した長期の調整局面入りとなれば、LTC/JPYにとって今年は”下落の一年”となるかもしれない。

以下、ダブルトップ形成を軸とした下落シナリオと、ボラティリティ拡大に伴う上昇シナリオを記載する。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。