著者 DMM Bitcoin マーケットレポート
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・10円をサポートに耐えの局面
XEM/JPY 週足 Bidチャート(DMM Bitcoin社取引ツールより作成)
上図は、XEM/JPYの日足チャート(期間:2021/10/28~現在)である。
12/4の急落以降、長らく14円前後でのレンジを形成していたXEM/JPYであったが、年明けから再びじりじりと値を下げ始めた。
1/21には、FOMCにおける金融引き締め示唆への警戒感から米株を中心に下落基調となり、暗号資産市場も全体的に下落した。
XEM/JPYはこの下落に伴い一時10円を割り込む水準まで下げている。足元では11円台まで値を戻しているが、いよいよ10円付近での攻防戦に本格的に突入したように見える。
前回のレポート(Daily Market Report 2021/12/15「週足ダブルトップ成立のXEM(ネム)、一桁台突入前に下げ止まれるか?」参照)記事内、『:6月以来の一桁台へ突入』では、下落シナリオとして、足元13円前後で推移していたXEM/JPYについて以下を考察した。
・10.42円ラインがサポートとして機能しなかった場合
→8.78円ライン(6/22安値:直近で大台である10円を割り込んだライン)を超えて下落する可能性。
足元は10円台でなんとか持ち堪えたのち反発し、11円台を付けているが、1/21以降は安値が9円台を付ける場面も見られるなど弱含みの展開が続いている。
また、日足チャート上では以下の3つの条件を満たした三役逆転が見られることから、テクニカル面では「下落トレンド」が進行中であると解釈することができそうだ。
① XEM/JPYの価格が雲を下抜ける
② 転換線(黄色線)が基準線(緑線)を下抜ける
③ 遅行スパン(赤線)がXEM/JPYの価格を下抜ける
このレポートでは、その後の展開についてシナリオをアップデートしていく。