著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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イベント前までの上げ幅をほぼ解消

OMG/JPY 日足Bidチャート(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)

上図は、OMG/JPYの2021/9/1から現在までの日足チャートである。

OMG/JPYは、昨年9/20にOMGの保有者に対して、ボバ・トークンという新たな暗号資産のエアドロップが告知され、その後の上昇相場入りへの起点となった。

告知のあった9/20の始値は1,000円台であったが、11/5には2,000円の大台を回復し、2,200円台まで上伸するなどエアドロップへの期待感が先行し、急激な上昇相場を描くこととなった。

しかし、スナップショット日(エアドロップでの新規暗号資産を受け取る権利が確定する日)である11/12を迎えると、OMGはエアドロップでの価値の逓減を調整するかのように下落に転じ、イベント通過での事実売りも重なり、始値(1,803円)から終値(1,387円)で約25%の急落となった。

その後も小幅な反発を挟みながら下落傾向が継続し、直近2022/1/24には405円と昨年8月以来の安値水準まで下落している。

足元ではFRBの金融正常化に対する思惑が交錯していることや、ロシアのウクライナ侵攻への懸念などにより、株式市場をはじめリスク回避ムードの強い状況になっている。

暗号資産市場でもそのあおりを受け、軟調地合いとなっていることに加え、個別イベントを通過し材料不足であることもあり、目先のOMG/JPYは上値の重い展開が続きやすいかもしれない。

以下、上下のシナリオについて整理する。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。