著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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過熱感一服も上昇トレンドは否定できず

LTCJPY 日足 Bid (DMM Bitcoinの取引ツールより作成)

ライトコイン(LTC)はビットコインと値動きに相関性がみられるが、1/11のビットコイン急落時においても例外ではなく、前日の高値から約40%下落した。

図はLTCJPYの日足チャートである。図中の上昇チャネル(白矢印)の下限は、12/11安値の7,247円から、今回つけた安値である11,214.9円に向けて引いたもので、50日移動平均線と相まって現在の上昇トレンドを裏付けていると考えることができる。上限は、11/24高値の9,522.4円から12/19高値12,753.8円に引いたものであり、12/27に上値を抑えられたことからも、その当時意識されていたチャネルラインと考えられる。

年明けはこの上限ラインを上抜けて、さらに過熱した相場となったが、今回の下落によって、再びチャネル内に収まった。

今後の展開として、トレンドラインを見ると、今回の下落が一時的な調整だったと受け取ることができる。年初のような45度を超えるような急なトレンドは続かないケース(急落するか、頭打ちとなって停滞する)が多いとされ、今回の下落によって調整され、元のチャネルに、収まったと考えることができる。その場合、同チャネル内で再び上値を試す再開となり、2月上旬に年初来高値となる18,740円も視野に入ってくる展開が想定される。現状、25日移動平均線(25MA)を挟んだ位置でもあるため、ロウソクが25MAの上側にいるのか、下側にいるのかで、傾向を把握するうえでの一つの指標となりえそうだ。

一方、ローソク足に注目すると、1/11の下髭によって下値模索は一旦否定されたものの、1/12にも上髭が出ていることから、先安観は否めないと考えることができる。その場合、レンジを縮小しながら横ばい、またはじり下げとなりえ、チャネル下限の下抜けを試す展開となる可能性も想定しておきたい。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。