著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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過去3年のBTC月間値動きを検証

BTC/JPY日足データ(DMM Bitcoin MID終値基準2018/2019/2020年各7月31日~8月31日)

上図はBTC/JPYの直近3年の8月の値動きを年ごとおよび平均で表したチャートである(変化率は7月最終日を基準とした7/31-8/31における変化率)。

8月のBTC/JPYは、過去3年平均で見た場合、7月末の価格比では、マイナスとなり水面下となる日数が多い結果であることがわかる。
また、8月前半は比較的に底堅い推移となる一方で、月中旬から後半にかけては弱含む傾向となる特徴的なパターンであったことが見受けられる。

安値変化率(終値基準)が最大となったのは、2018年である。
2018年は、2017年12月に暗号資産の上昇相場のピークをつけた後、2018年初から下落基調が強まった。更に国内交換業者による暗号資産の不正流出事故が悪材料として加わり、市場の雰囲気が悪化する中、2018年8月においても月初から前月末の価格を下回り、一度も価格を上回ることなく、月中に前月末比21.79%の安値変化率となった。

一方で高値変化率(終値基準)が最大となったのは、2019年である。2019年は、2018年が低迷相場となったことで割安感が強まり、2019年初から上昇基調へ転換した典型的な反発相場となった。2019年8月においても、上旬に上値を伸ばす展開となり、前月末比15.66%の高値変化率となった。

では、過去3年のシナリオ(高値/安値変化率)から見た、今年、2021年8月のシナリオはどうなるか、以下、分析をする。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。