著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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XEM(ネム)の価格と出来高の推移

CoinMarketCapより作成

上図は今年2021年に入ってからのXEM/JPYの価格と出来高の推移である。

3月に実施された大型アップデート「カタパルト」の影響により、2月から価格は出来高を伴い上昇し、3/3には82.551円に到達し、年初から実に400%を超える上昇率となった。

その後、価格は下落に転じ、3/17の「カタパルト」ローンチ後も下落の流れは止まらなかった。出来高も徐々に減少し、特に6月下旬から7月にかけては出来高が50億円を下回る水準にまで落ち込み、価格も、6/22には8.788円にまで下落していた。

足元のXEM/JPYは6/22を底値に反発しているが、上値の重たい展開が続いている。価格下落の背景には一体何があるのだろうか?

価格下落の背景➀:高すぎるボラティリティ?

日次変化率分布

上図は2020年1月1日から12月31日までの1年間と2021年1月から2021年8月10日までのXEM/JPYの日次変化率の分布を比較したものである(日次変化率は、前日の終値からX%変動した日が何回あるかを数えてその分布を示している)。

2020年は±3%に分布が集中し、少なくとも120日以上の期間で3%以上の変動があったことが読み解ける。2021年については、8月10日現在までで、グラフの高さが低く、裾野が広い。これは、全体的にボラティリティが高かったことが読み解ける。

一般的にボラティリティが高いことが知られている暗号資産であるが、2021年においては「カタパルト」という材料に対し、Buy the rumor, sell the fact. (噂で買って事実で売る)という典型的な投資手法であったように思われる。

また、それによって増幅したボラティリティを目的に短期的な取引を主体とした市場参加者がエントリーした可能性も高かったのではないかと考えられる。

市場参加者の買い意欲が上回っている限りにおいては、上昇相場の様相を演じていたが、カタパルトが終わった『祭りの後』には、取引高・市場参加者は減少し、価格の低迷が起きているのではないかと思われる。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。