著者 DMM Bitcoin マーケットレポート
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・ETHハードフォーク通過、戻り高値をブレイク
ETH/JPY 日足Bidチャート(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)
上図は、2020年10月初めから現在までのETH/JPYの日足チャートである。
ETH/JPYは、19万円のラインをサポートに3度の反発を試し、2021/8/6には、ついに2つの戻り高値を明確に上方へブレイクアウトするチャートとなった。
現状、47.8万円までレジスタンスポイントとなる節目がないため、トレンドが継続した場合には、史上最高値を更新する可能性も考えられる。
また、ダウ理論で見ると、戻り高値をブレイクしたことにより、「下落局面→レンジ局面→上昇局面」のトレンド転換サイクルが進行として定義されるため、上昇局面への転換と捉えることもできるであろう。
ETHは、トランザクション手数料の高騰化抑制を実現するため、8/6にハードフォーク「LONDON(ロンドン)」を終えたばかりである(Daily Market Report 2021/07/29「ハードフォークを控えたETH(イーサリアム)、今後の行方は?」参照)。
さらに、今後予定されているイーサリアム2.0へのアップグレードにより、コンセンサスアルゴリズムがPoW(プルーフ・オブ・ワーク)からPoS(プルーフ・オブ・ステーク)へと移行する見通しとなっている。
これによりマイニングに加えて、ステーキング(暗号資産を保有することでブロックチェーンのネットワークに参加し、その対価として報酬を受け取る仕組み)によって、ネットワーク参加が可能となる。また今後は、ステーキングによるネットワーク管理の影響度が高まることとなる。
そのため、報酬を得ることを目的としてETHを保有する市場参加者の影響も同時に高まることとなるだろう。
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