著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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当社価格データより作成

上図は、9/1から10/4における当社取扱いレバレッジ銘柄の上昇率上位10銘柄である。

期間中、32.47%と最も上昇したチェーンリンク(LINK)は、Daily Market Report 2023/9/27「勢いづいたLINK(チェーンリンク)、長期のレンジ上限を破れるか」で紹介した通り、CCIP(クロスチェーン相互運用プロトコル)が大きな注目を集めていることが要因と考えられる。

これまでLINKは、現実世界と暗号資産ネットワークを繋ぐために必須といえる分散型オラクルネットワークという仕組みを提供していたことで、時価総額ランキングで常に上位に位置していたものの、他に主軸といえるサービスがなかった。

このような状況の中で、ブロックチェーン同士を繋ぐために必須であるものの、これまで何度もハッキングやサイバー攻撃の的になってきたクロスチェーンブリッジ技術に対し、チェーンリンク社が新たにCCIPというソリューションを提供したことが市場に対して大きな好感を持たれたようだ。

続いて2位となったメイカー(MKR)は、9/1以降、価格上昇率は30.28%となっている。

MKRは2022/11から2023/6末にかけ、ほとんどの期間で10万円を目指す展開となっていた状況だったが、2023/7/1に明確に10万円を超えて以降、翌々日の7/3には15万円の高値を付けるなど、大きな飛躍を見せており、8月中旬~下旬にかけて調整期間はあったものの、9/26には昨年5月以来の20万円に到達している。

MKRについてはLINKのような特別大きな好材料がないものの、プロジェクトを推進するMakerDAOが7月末から9月中旬にかけて実施したMKR買戻しプログラムの影響や、同エコシステムのSpark Protocolの成長が大きいかもしれない。

そして、22.51%の上昇率で第3位となったソラナ(SOL)が続いている。SOLは2023年に入ってからは2,500~3,300円前後で推移しており、なかなか上値の突破ができない状況が続いていたが、10/2と10/3は一時的に約3,600円を超えることに成功していた。翌10/4以降は価格を約3,300円台まで下げる展開となっているが、今後、SOLは価格を上昇させることができるだろうか。

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