著者 DMM Bitcoin マーケットレポート
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・グレースケール勝訴後、2日で全戻し
当社取引ツールより作成
上図は、2023/7/26から9/6現在までのBTC/JPY日足bidチャートである。
上図からもわかる通り、8/29米デジタル資産運用会社のグレースケールが米SEC(米証券取引委員会)に勝訴したことから、ビットコインETF転換承認への期待が高まり急騰した。
しかし、8/31米SECは、ブラックロックを含む7件(BlackRock、VanEck、WiseOrigin、Invesco Galaxy、WisdomTree、Bitwise、Valkyrie)のETF申請に対して、十分な審査時間を確保することを理由に、審査判断の延期を発表した。
8月半ばに、イーロン・マスク率いるスペースXがBTCを売却したとの報道を受けてか、上昇トレンドの終わりと見ることもできる急落を経た状態であったところに、グレースケールの勝訴により再び上昇トレンドの兆しを見せるも、結果として2日で全戻しとなった。
また、直近のジャクソンホール会議(8/24~26)や米雇用統計(9/1)といった米国重要指標では価格は動かず、ビットコインETF関連のニュースで大きく動いていることから、直近のビットコイン相場はビットコインETF主導のものと言えるだろう。
しかし、審査判断の延期により10 /17までさらに45日間の猶予が与えられることになるが、最終期限の240日間まで、さらに延期となった場合には、2024/3頃まで時間がかかることとなる。
よって、特段早めに審査判断がされない限りは、しばらくビットコインETF主導の相場は来ないと考えられる。
では、上記を踏まえてBTC/JPYの今後の価格推移を考える。