著者 DMM Bitcoin マーケットレポート
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・現在までのCMEビットコイン先物価格推移から「窓」を見る
Tradingview(https://jp.tradingview.com/)より当社作成
上図は、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)のビットコイン先物のチャートである。
CMEのビットコイン先物とは、CMEグループとクリプト・ファシリティーズ社(CF)が開発したビットコインのドル建て参考基準レートを1日に2度算出し、それをベースとしてUSD建ての差金決済取引が行える先物である。
このビットコイン先物は、米国中部時間で日曜から金曜の午後5時から午後4時まで取引可能であるため、取引所の休場を含めた休み明け、通常の暗号資産市場ではメンテナンス後などを除いて、あまり確認できない「窓」を確認することができる。
一般的に、株式や為替など土日が休場の金融商品では、週明け「窓」が発生することが多く、「窓開け」「窓埋め」という言葉はポピュラーである。詳しくは上記のリンク先を確認していただきたい。
2017/12/18にCMEで始まったビットコイン先物を機に、ビットコインでも窓が注目されることとなった。
上図に①・②・③とチャート上で確認しやすい窓開けを赤く囲った。その右の赤の実線は窓埋めまでの期間である。
期間の差はあれ、上記全ての期間で窓埋めが起こっていることを考えると、窓開けがあれば窓埋めへの動きが意識されやすいことが上図からもわかるだろう。
また①・②に対しての窓埋めは、窓埋め後に反発をしていることから、意識されていることもわかる。
以上のように、期間は様々であるが、窓開け後に窓埋めが起こりやすい性質を確認できた上で、直近の窓開け状態の価格帯を次に確認する。