26日のビットコイン(BTC)円は1554万1円から取引が始まった。東京時間序盤は前日にトライした10万8000ドル水準(≒1563万円)を試し、一時は1566万円まで上昇するも上げ渋りに転じ、終盤にかけてやれやれ売りが入った。また、ドル円相場の下落も円建てBTC相場の重石となり、欧州時間には1540万円台に下落した。

その後発表された一連の米経済指標では、GDPが予想を下振れた一方、耐久財受注が大幅に上振れるなどまちまちな内容となったが、債券市場はFRBの早期利下げを徐々に織り込み、BTCは1562万円まで反発。しかし、米国市場引け後には戻り売りが入り、終値は1549万9000円となった。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト 英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。