著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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ZPG/JPY 日足Bidチャート

上図は、2023/1/13から現在までのZPG/JPYの日足チャートである。

ZPGは、金(ゴールド)の特性を備え、デジタル化による利便性と小口化を実現した国内初のデジタルゴールドといえる暗号資産であり、概ね金(ゴールド)の価格にペッグする。

他の暗号資産と比べ価格が安定していることや、暗号資産の資産領域から金に投資できること、価値形成の透明性が高いことが特徴である。

そんなZPGは1週間ほど続伸しており、8,100円付近を推移している。

価格変動の要因としては、需給や地政学リスク、インフレヘッジ、金利変動など様々なものがあるが、最近とくに金価格に影響を与えているものといえば、海外の銀行破綻やインフレ関係だろうか。

とくに3月に入ってからは、米国のシリコンバレーバンク(SVB)やシグネチャーバンクの破綻、スイスのクレディスイスの経営不安など、世界の金融市場では動揺が続いているが、金にとっては追い風となっている。

また、この影響を受け金の先物価格や国内小売価格最高値を更新した。

米財務省や米連邦準備理事会(FRB)、スイスの中銀などは救済措置を発表したが、米国債の乱降下など疑心暗鬼が続いているようだ。

インフレに関しては、3/14に発表された米国CPI(消費者物価指数)は前年同月比6.0%上昇で、前月の6.4%から減速し市場予想と一致した。

鈍化はしているものの、依然として高い数値である。これを受けてZPGは日足安値での8,000円を割ることなく確実にレジスタンスをブレイクした。

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