金曜日、あるビットコイン(BTC)のソロマイナーがブロック924569を単独で解き、3.146BTC(約26万6000ドル相当)を獲得する「ジャックポット」を達成した。わずかな計算能力でブロック報酬を得た極めて幸運なケースだ。
このマイナーは、ホビー向けの機材を使っているとみられ、ハッシュレートはわずか毎秒1.2テラハッシュ(TH/s)だ。エクサハッシュ単位の計算能力を持つ大規模産業マイニング企業が支配する業界では、微々たる規模だ。
CKpoolの開発者コン・コリバス氏はXでこの勝利を報告し、「非常に幸運な」マイナーを祝福した。同氏は、このハッシュレートでは1日あたりの勝率が約120万分の1になると推定している。
オンチェーンデータによれば、マイナーはブロック補助金として3.125BTC、さらに手数料として0.021BTCを受け取り、合計3.146BTC超となった。
2025年はソロマイナーの当たり年に
巨大なマイニング企業が主流となるなかでも、2025年はソロマイナーにとって好調な年となっている。
Mempool Spaceによれば、今年CKpool経由で発見されたソロマイナーのブロックは13個に達しており、月1ペースを上回る。
先月には、あるソロマイナーがブロック920440を単独解決し、3.125BTC+手数料で34万7455ドルを獲得した。
7月には2.3ペタハッシュのハッシュレートしか持たないマイナーがブロック報酬を手にしたほか、6月、3月、2月にも同様のソロマイナーの勝利が報告されている。
ビットコインマイナーはAI領域へシフト
最新の半減期で利益率が圧迫される中、多くの大規模マイナーが新たな収益源としてAI関連事業へ転換しつつある。
クリーンスパークはすでにAI向けデータセンターインフラへの進出を開始しており、この発表後に株価は13%上昇した。
またテラウルフは、テキサス州アバナシーに新しいデータセンターキャンパスを建設するため、転換社債による5億ドル調達を計画している。
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