仮想通貨の現物型上場投資信託(ETF)は週末にかけて反発を見せ、ビットコイン、イーサリアム、ソラナのすべてのファンドが、ボラティリティと下落が続いた1週間の後に資金流入へと転じた。
金曜日、現物ビットコインETFには2億3840万ドルの純流入が入り、前日の大量償還から急回復した。転換を主導したのはブラックロックのIBITで1億800万ドルを集め、BITB、ARKB、BTCOも小規模ながら流入に貢献した。長く流出が続いていたグレースケールのGBTCも6150万ドルの流入を記録した。
この回復は、木曜日に記録した9億300万ドルの流出の直後に起きた。木曜の流出額は11月で最大、2024年のETF開始以来でも最大規模のものだった。木曜はIBITが3億5550万ドル、FBTCが1億9040万ドル、GBTCが1億9940万ドルの流出を記録するなど、ほぼすべての発行体が打撃を受けていた。
イーサリアムETFは8日ぶりに流出停止
8日連続の資金流出が続いていたイーサリアムETFも金曜日に反転し、5570万ドルの流入を記録した。主導したのはフィデリティのFETHで9540万ドルを集めた。
これに先立つ11月11〜20日の期間には、イーサリアムETFは合計12億8000万ドルを失い、開始以来最長の連続流出となっていた。
一方、ソラナ(SOL)ETFはアルトコイン市場全体を大きく上回っている。ローンチ以来、5つのソラナETFは合計5億1000万ドルの純流入を集めており、そのうち4億4400万ドルをビットワイズのBSOLが占めている。
イーサリアム取引ではロングが慎重に回復
イーサリアムは今週大きく下落し、水曜から金曜にかけて15%下落、レバレッジロングの4億6000万ドルが清算された。
それでも、8月の最高値から47%の下落となる中で、デリバティブ市場のデータはトップトレーダーがゆっくりとロングポジションを積み増していることを示している。
先物の資金調達率は4%から6%へと上昇しており、強気需要はまだ弱いものの、安定化の初期兆候だとみられる。
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