投資家で『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者として知られるロバート・キヨサキ氏は金曜、225万ドル相当のビットコイン(BTC)を売却し、自身が所有するビジネスへの再投資に回したと明かした。

キヨサキ氏によれば、今回売却したビットコインは「数年前」に6000ドル前後で購入したものを、約9万ドルで売却したという。得られた利益は2つの「手術センター」と屋外広告事業に振り向ける予定だと語った。

これらのビジネス投資によって、2026年2月までに月2万7500ドルの非課税キャッシュフローが生まれる見通しだという。

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Source: Robert Kiyosaki

キヨサキ氏は「私は依然としてビットコインに強気であり、キャッシュフローが増えればさらに買い増していくつもりだ」と述べている。

同氏は11月9日、2026年までにビットコインが25万ドル、金が1オンス2万7000ドルに到達するという強気予想を示していた

今回の売却は、一部投資家にとって意外なタイミングだった。ビットコインは現在のサイクルで最悪の下落局面にあり、金曜日には8万537ドルまで急落した後、記事執筆時点では8万4000ドル前後まで反発している。

投資家心理は「極度の恐怖」に

投資家心理を測る恐怖強欲指数は金曜日、11まで低下し「極度の恐怖」を示した

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仮想通貨の恐怖強欲指数 Source: CoinMarketCap

ビットコインは10月に付けた史上最高値12万6000ドル超から33%下落しており、10月10日の歴史的暴落を引き金に、大幅調整が続いている。

ベテラントレーダーのピーター・ブラント氏は木曜日、「ビットコインは2029年第3四半期に20万ドルへ到達する」と予測し、現在の市場の洗い出しはむしろプラスだとの見方を示した。

一方、バイナンスなど大手ETFからの記録的な資金流出と市場下落が続いているが、ビットフィネックスのアナリストは22日、「これは短期的なストレスであり、機関投資家の需要減退やファンダメンタルズ悪化を示すものではない」と分析している

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