著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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高値更新ならず続落

Tradingviewより作成

上図は、XRP/JPYの日足チャート(2021年7月~執筆時点)である。

XRP(リップル)の長期トレンドとしては、高値Ⅱ(111円付近)を付けたのち下落基調となり、前回安値Ⅰ(61円付近)も下回り高値Ⅱから60%ほど下落した。

その後も下落基調は続き、直近では5/12に安値Ⅲ(42円付近)まで売り込まれており、依然として強い下落のトレンドを形成していることがわかる。

市場全体では、米FRB(連邦準備制度)の大規模金融引き締め、米金利引き上げ、さらにはロシア連邦とウクライナの戦争状態等によるリスク資産にとってのネガティブな要素が依然として残っており、売り圧力が強い市場環境が続いている。

直近では、アルゴリズム型ステーブルコインである、UST(TerraUSD)が1UST=1ドルの基準値から乖離するディペックが生じた。それにより、裏付け資産となっていた、LUNA(ルナ)が99%超安の大暴落となった。

他の暗号資産市場も追随するように資金抜けが発生し、軒並み下落しており、BTC(ビットコイン)価格も今月のはじめから20%以上の下落幅を形成している。

そのような中、今後のXRP/JPYの価格変動はどうなっていくだろうか、ライン分析を用いて分析していく。本稿では2022/5/6の前回レポート「XRP(リップル)長期下落トレンド脱却には111円が肝?」のシナリオ更新を行っていく。

・チャネルラインB (2021年9月、11月、2022年3月(Ⅱ)の高値、2021年9月、2022年1月(Ⅰ)、5月(Ⅲ)の安値を元に形成されるライン)
・抵抗帯A(2021/9/7から幾度となく反発の反応があったライン)

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