8月にフィデリティがビットコイン(BTC)ベースの金融商品について米証券取引委員会(SEC)に申請を出した。このニュースについて、分析企業デジタルアセッツデータ(Digital Assets Data)のマイク・アルフレッドCEOは、メインストリームの金融機関は依然としてビットコインに対して慎重であると主張している。

「伝統的な金融サービス/資産運用/ウェルスマネジメントの分野の多くでは、ビットコインとエコシステムに対して非常に懐疑的だ」と、アルフレッド氏はコインテレグラフに語った。

メインストリームの金融サービス企業であるフィデリティは、その子会社フィデリティ・デジタルアセットとともに、仮想通貨カストディの分野で知られている。そして今年8月26日、フィデリティはSECに対して、ビットコインのインデックスファンドを申請した。

「逆張りの立場からみれば、この懐疑論と不信感は、ビットコインの採用と将来の価格上昇の原動力になると思う」と、アルフレッド氏は語った。「これらの伝統的な分野の人々は降伏することになるので、彼らは、彼らのクライアントやパートナーによってかなり高い価格で参加することを強いられるだろう」と、アルフレッド氏は付け加えた。「BTCは非常に長い滑走路を持っているだろう」と、アルフレッド氏は述べている。

数か月前、アルフレッド氏はメインストリームのアクターがビットコインへの経済的関心を高めている可能性に言及していた。彼は、フィデリティのビットコインファンドと、仮想通貨業界におけるフィデリティの活動がこの点をさらに促進すると説明した。

「これは、米国の伝統的な資産運用とウェルスマネジメント分野での関心と意識の高まりに関する私の以前のコメントを物語っていると思う。おれらのチャンネルでの真剣な採用は、BTCにとって非常に強気だ。フィデリティがこれを先導している」

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン