フェイスブックが主導するステーブルコインプロジェクトであるディエム(Diem、旧リブラ)のローンチを控え、開発が進んでいるようだ。

仮想通貨カストディを手がけるファイアブロックス(Fireblocks)と、決済プロバイダーであるファースト・デジタル・アセット・グループは16日、ディエムネットワーク上での取引を安全かつ簡単に行うためのウォレットとインフラストラクチャを開発したと発表した

加盟店がディエムとそのほかのステーブルコインの支払いや処理を可能にできるようになる。

今回、ファイアブロックスとファースト・デジタル・アセット・グループの両社は、「ディエム・ペイメントの普及を加速させ、全ての金融機関がネットワークに接続できるようにする」ために提携したという。

ファイアブロックスのマイケル・シャウロフCEOは、「VISAやマスターかカード、その他の支払い方法と同様にシームレスにディエムを使えるようになる」と述べた。

また、将来的にはスマートコントラクト言語であるMoveによって分散型金融(DeFi)での活用も見込めるという。

ディエム協会は2020年12月に、これまでのリブラ協会からリブランディングした。現在は米ドルと連動するステーブルコインがまもなく稼働すると予想されている。フィナンシャル・タイムズが2020年11月に報じたように、ディエムは現在、スイスの金融市場監督機構(FINMA)の承認を待っている。今年1月にも承認される可能性があるとされていたが、2月の時点ではまだ規制当局の承認待ちとなっている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン