著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

Review

半値まで切り返す

昨日のBTC相場は反発。大きく下落。史上最高値となる610万円台から470万円台まで23%の下落を見せた後、半値戻しとなる540万円台まで反発。その水準で上値を重くしたが、これまた半値押しとなる510万円近辺でサポートされている。イエレン財務長官やビル・ゲーツ氏の発言などをきっかけに先物市場を中心に大きくポジション調整を引き起こしたBTC相場だったが1/22の安値297万円と2/22の高値614万円の半値押しとなる455万円を前に下げ止まると、加第1号ETF運用額が5日間で564百万ドルに達したとの報やジャック・ドーシー氏率いるSquare社のBTC追加購入の報もあり500万円台に切り返していた。その後の順調に値を伸ばしたが、今度は今回の急落の半値戻しとなる545万円の水準で上値を押さえられた。CoinsharesがETHのETPをスイスで上場させるとの報にETHが上昇するも反応薄で、Microstrategyが既に転換社債発行によるBTC購入を終えたとの報に値を落としたが、これまた半値押しとなる510万円でサポートされている。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。