著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

Review

新型ワクチン年内提供?

昨日のBTC相場は高値圏での揉み合い。しかし若干上値を切り上げており、堅調な相場展開を見せている。先週末に堅調な株式相場や人民元テスト報道もあり83万円近くまでショートカバーを見せた後、高値圏での揉み合いを続けていたBTC相場だが、HIVEの暴騰もあり83万円トライするも失敗すると80万円台に値を下げていた。しかし、イタリアのコンテ首相が5月4日からのロックダウンの解除を表明、フランスやスペインでも段階的な緩和が見られたことを好感、更に日銀政策決定会合での追加緩和が期待される中、週明けの日本株も鋭く切り返すと、BTCも83万円(7800ドル)台に乗せに成功した。しかし、100日と200日移動平均線が控える7900ドルを前に上値を黙したが、半減期の検索数増加、Binanceのマイニングプール立ち上げなどもあり下げ渋ると、新型コロナの年内ワクチン接種という報道もあり米株が上昇する中、BTCも再び上値を伺う展開となっている。

Outlook

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。