仮想通貨市場が8日、軒並み下落した。時価総額ベースで上位10番以内の主要仮想通貨で唯一前日比下落しなかったのはイーサリアムだけだった。
今回相場の重石になったのはリップルで、これまでの24時間で28%急落。ビットコインとビットコインキャッシュもそれぞれ一時11%と20%下落した。
下落の原因となったのは情報サイトのコインマーケットキャップが韓国の仮想通貨取引所における売買価格データを指数から除外したためといわれている。韓国では他国よりも高い値段で仮想通貨が取引される傾向があり、平均値を不自然に引きあげていたからだ。いずれにせよ最近急進していたリップルについてはバブル懸念が強まっていた。
シェイプシフトのエリック・ヴーヒーズCEOによると、「リップル価格が上がったのはバブルだからだ。仮想通貨を銀行とつなげる試みは意味をなさない。仮想通貨の根底思想は銀行が必要ないということだからだ」。
米スタンドポイントリサーチのロニー・モアス氏は「アルトコイン相場」が巻き戻りビットコインが再び注目される可能性について述べている。