ビットコインのような仮想通貨は「本物の貨幣の条件を満たしていない」=ドイツ政府【ニュース】

ドイツ政府は、ビットコインのような仮想通貨は本物の貨幣ではないと考えているようだ。ドイツの自由民主党からの質問書に対する回答の中で、その見解を示した。ドイツ連邦議会ニュースが28日にその概要を伝えた

ビットコインなどの仮想通貨は、従来の貨幣に期待される機能のうち、非常に限定された機能しか提供しないと、ドイツ政府は指摘する。

貨幣の機能として代表的なものは、交換・支払い手段、価値の保存手段、価値の尺度の3つだ。

仮想通貨については「決済される量は、国の通貨と比較して非常に少ない」と指摘。また仮想通貨は価値の変動が大きいため、価値の尺度には適さないともしている。また価値の変動が大きいため、価値の保存手段としても「適切ではない」としている。

一方で、既存の通貨とペッグするステーブルコインについてはどうか。これについては「ステーブルコインの価値の安定性は、原資産または通貨の安定に依存している」と指摘し、国の通貨の代替物になるかは疑問だと言及している。

「ステーブルコインは価値において独立おらず、預託された資産また通貨に依存している、連邦政府の観点からは、ステーブルコインが国の通貨の代替物としての地位を確立し、既存の通貨システムに疑問を投げかけることはないと考えている」

フェイスブックが主導する仮想通貨リブラについて、ドイツ政府は「ドイツおよびヨーロッパの法律に照らして合法であるか否かの調査はまだ完了していない」とコメント。合法かどうかを判断するためには、発行体となるリブラ協会のビジネスモデルをより精査する必要があると述べている。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版