仮想通貨上場プラットフォームのコインリスト(ConList)は新たな仮想通貨ユニコーンの1つとなった。同社はシリーズAの資金調達ラウンドで1億ドルの調達を行い、その企業評価額は15億ドルを記録した。

26日の発表によれば、今回の資金調達で、コインリストは事業を拡大し、コミュニティのサポートや新製品の提供開始につなげるという。資金調達はベンチャーファンドのAccopliceとAgmanが共同で主導し、Fenbushi CapitalやDFG、CMT Digitalなどが参加した。

コインリストは、世界中で仮想通貨の採用が拡大していることを背景に、過去1年間でユーザーベースを40倍以上に拡大した。コインリストでは、投資家がコインベースやバイナンスといった主要な取引所に上場する前に新しいトークンプロジェクトにアクセスできるように設計されている。トルコやベネズエラ、ロシア、日本、英国といった地域が過去1年間の成長を牽引した。同社は現在170ヵ国以上で450万人のユーザーを抱えている。

2021年には仮想通貨・ブロックチェーンを手掛けるいくつかの企業が、ユニコーン(評価額で10億ドル以上)のステータスを獲得している。南米で事業を展開する仮想通貨取引所BitsoやMercado Bitcoinは今年はじめにこのクラブのメンバーになった。デリバティブ取引所FTXは、評価額180億ドルを付けるまでになっている。NFT企業のCandy Digitalも最近、ユニコーン企業の仲間入りを果たしている。