仮想通貨決済ゲートウェイのアルケミーペイは、米国で重要な決済ライセンスを取得したことにより存在感を拡大している。
アルケミーペイは9月20日、米アーカンソー州で送金ライセンスを取得したと発表した。アーカンソー証券部門から与えられたライセンスにより、アルケミーペイは公式に決済手段の発行、送金のための金銭、デジタル通貨などの受け取りなどのサービスを運営できるようになった。
送金ライセンスを取得したことで、アルケミーペイはコインベースやジャック・ドーシー氏のブロック、ムーンペイ、ビットフライヤーなど、アーカンソー州で仮想通貨から法定通貨への取引を提供する権限を持つ多くの仮想通貨企業の仲間入りを果たした。
このライセンスは、アルケミーペイが重要なグローバル市場での地元規制の承認を確保する努力における重要なマイルストーンになるだろう。同社はまた、インドネシアやリトアニアなどの運営市場でもライセンスを取得している。
発表によれば、アルケミーペイは現在、米国内の他の州で送金事業者ライセンスの取得を進めている。
アルケミーペイのエコシステムリード、ロバート・マクラーケン氏は「強固なコンプライアンスへの取り組みを通じて、我々のチームはさまざまな国や地域でライセンスを取得するために多大な時間と労力を投資してきた」と語り、「同社は現在、その存在感を拡大し、米国のユーザーにサービスを拡大することを目指し、法定通貨と仮想通貨のグローバル経済を橋渡しするという我々の使命にさらに貢献するための準備を進めている」と付け加えた。
2018年にシンガポールで設立されたアルケミーペイは、米ドルやユーロなどの法定通貨とビットコイン(BTC)やイーサ(ETH)などの仮想通貨との間で取引を可能にする仮想通貨から法定通貨への決済プラットフォームを運営している。アルケミーペイのウェブサイトによれば、同プラットフォームは現在、オーストラリア、カナダ、香港、アラブ首長国連邦、インドなどを含む173カ国での支払いをサポートしている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン