仮想通貨に特化したニュースメディアとして知られる米ザ・ブロック(TheBlock)は、同社の研究部門副社長であるラリー・サーマック氏が同社の最高経営責任者に就任することを発表した。これは、前CEOのマイク・マカフリー氏が逮捕されたFTX創業者サム・バンクマンフリード氏から合計2700万ドル(約31億円)の融資を内密に受けて同媒体を運営していたとの報道が浮上してから2度目のリーダーシップ交代となる。
さらに米テック媒体Aiosによるとザ・ブロックは今回改革の一環としてスタッフの約33%を解雇したという。同社は「仮想通貨市場や経済全般の収縮から逃れることはできない」とし「仮想通貨市場の好況を利用して急速に成長したが、現在の市場の現実に合わせて戦略を変更しチームの再編成が必要」と語ったと報じられている。
ザ・ブロックの編集長フランク・チャパロ氏は、FTX創業者SBFから隠れて融資を受け取っていたマカフリー元CEOを「スタッフを裏切った最低な人物」と批判していた。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン