仮想通貨マイニングを手がけるアルゴ・ブロックチェーンは、ブロックチェーン企業として初めて、ロンドン証券取引所(LSE)のメイン市場に上場する見通しだ。ビジネスインサイダーが11日に伝えた

 アルゴブロックチェーンはIPOを実施する計画があると明らかにした。目標金額は2000万ドル(約22億円)。同社は今年1月、250万ドルの調達を完了している。

 英国のコインシリウム社は15年、仮想通貨関連企業として英国で初めてLSEの新興企業向け市場AIMに上場した。先月はニューヨーク証券取引所(NYSE)の親会社であるインターコンチネンタル取引所(ICE)が、銀行等の大口投資家向けにビットコインの取引プラットフォームの立ち上げを計画していることが判明している。

 アルゴの本社はロンドンにあるが、マイニング施設はカナダのケベック州にある。同社はIPO計画を明らかにしたのと同日、マイング契約の購読サービスを発表している。同マイニングプールで採掘するのは、ビットコインゴールド、イーサリアム、イーサリアムクラシック、Zキャッシュだ。

 アルゴの共同創業者ジョナサン・ビックスビー氏が9日にフィナンシャル・タイムズに語ったところによると、世界のマイニングの90%は産業規模で企業が行なっているという。

「マイニングのハードウェアを買おうとすると、1台5000ドルはする。我々は仮想通貨のアマゾン・ウェブ・サービスになることを目指している」