仮想通貨ビットコインが2017年中旬以来の低ボラティリティを記録する中、仮想通貨市場はおおむね横ばいの動きを見せている。
そんな中今月15日にハードフォークを控えるビットコインキャッシュ(BCH)がこれまでの24時間で約5%上昇。バイナンスやコインベースが同分岐をサポートするという発表が材料になったようだ。
またステラ(XLM)、モネロ(XMR)等もかろうじて上昇基調にある。
コインテレグラフCoin360の相場ヒートマップ
ビットコイン(BTC)は6400ドルライン割れ。ボラティリティが低く、値動きが見られない状態だ。
過去24時間のビットコイン価格の動き
イーサリアム(ETH)は200ドル付近で膠着状態だ。
過去24時間のイーサリアム価格
時価総額ベースで第三位のXRPにも目立った値動きはなく、これまでの24時間でマイナス0.6%の変動幅だ。
過去24時間のXRP価格
仮想通貨市場全体の時価総額は約23.4兆円となっている。過去24時間の取引高は前日比で2200億円ほど減少し、1兆1000億円となっている。
また、情報サイト「コインマーケットキャップ」に掲載されている仮想通貨の総数は2097種となっている。
仮想通貨市場全体の時価総額
ビットコイン相場を動かす材料として考えられるのは、米証券取引委員会(SEC)に現在申請されているビットコインETFの行方だ。米国時間で11月5日(月曜日)が修正案に関する意見提出の締め切りとなっており、この時点以降でのSECの声明に注目が集まる。ただし米有識者はビットコインETF認可に悲観的な見方を示すなど、期待できるわけではないようだ。
その他相場を動かす材料となりえるのは、今月中にリリースが予定されている韓国政府によるICO規制案等がある。「完全にICOを禁止するのは難しい」との見地に立ったものになるという現地報道がこれまででていた。