6月29日午前7時の仮想通貨相場は、一転して全面高の展開となっている。昨日は大幅安だったビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、リップル(XRP)はすべてプラスとなっている。ボラティリティ(変動幅)が激しい展開が続いている。

coin360

(出典: Coin360

ビットコインは、再び1万2000ドルを回復。24時間比で14.75%上昇し、1万2316ドル付近で推移している。ビットコインは昨日に一時1万380ドルまで下落していた。

Bitcoin 7-day price chart

(出典: Coin360「ビットコイン7日間の推移」) 

時価総額2位のイーサリアム(ETH)は、300ドルを回復した。24時間で5%上昇し、308ドル付近で推移をしている。

Ethereum 7-day price chart.

(出典: Coin360「イーサリアム7日間の推移」)

 リップルは、わずかに上昇。1.8%プラスで0.415ドル付近で推移している。

XRP 7-day price chart.

(出典: Coin360「XRP7日間の推移」)

先日、米国最大の仮想通貨取引所コインベースがプロ版取引プラットフォーム「コインベース・プロ」への追加を発表したチェーンリンク(LINK)は急騰を続けており、過去24時間で26%のプラス。トップ20入りを果たした。

昨日の大幅調整を受けた後でも、ビットコインはパラボリック(放物線を描くような上昇)の軌道からは外れていない。

ファンドストラットのテクニカルアナリストであるロバート・スライマー氏は、「20〜30%のプルバック(一時的後退)はサプライズではなく、ビットコインの最近の強気相場でプルバックはよくあることだ」とクライアント向けのメモで話した。

過去の上昇相場では少なくとも9回のプルバックがあったという見方も出ている。

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