ビットコインが反発している。2月6日に6094ドルをつけた後、次の日には8000ドルを突破。わずか1日で約38%上昇したことになる。

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 本日本語記事作成時点で8200ドル前後で売買されており、引き続き上昇するか再び下落基調に戻るかが注目される。

 アルトコインも全面高となっており、時価総額ベースで上位100の仮想通貨全てが上昇した。上位10番以内の主要仮想通貨ではNEOとNEMが特に強く、それぞれ一時55%と46%上昇。ビットコインキャッシュやイーサリアムも33%ほど上げた。

 仮想通貨市場全体の時価総額は42兆円となっており、火曜日から比べて約11兆円ほど増加している。

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 市場の自律的な反発だと思われるが、仮想通貨市場の監督に関する米議会公聴会で悪材料が出なかったこともプラスに働いたようだ。

 特に今回の公聴会に証人として参加したCFTCクリス・ジアンカルロ委員長の発言はツイッターでも人気を博した。コインテレグラフ寄稿者のジョセフ・ヤング氏によると、同委員長の公式ツイッターアカウントのフォロワーが公聴会以来7倍に増えたという。

 また、ライトコイン創始者チャーリー・リー氏は仮想通貨の激しい値動きについてコメントし、「90%の下落に耐えられる者がランボルギーニを手にする。そうでない者はそのランボルギーニ代を払わされる羽目になる」と独特の表現で長期投資の観点を持つことを促している。

 米CNBCの仮想通貨番組の司会ラン・ニューナー氏は「売り方が踏み上げられ反発開始だ。皆、安売り中に欲しかったものを買えただろうか」とつぶやいている。