仮想通貨市場が注目するビットコインETFの申請が取り下げられたというニュースが飛び込んできたが、現在のところ、相場への影響は限定的だ。
(引用元:Coin360)
ビットコイン(BTC)は執筆までの過去24時間で0.94%下落。3571ドル付近で推移している。元々、SEC(米証券取引委員会)によって承認される可能性が低いという見方が出ており、今回、ビットコインが承認されないことは市場も織り込み済みだった可能性がある。既報の通り、政府閉鎖の影響で現在、SECの94%のスタッフが休暇を取っているそうだ。
また、今回取り下げの理由は、あくまで米政府機関の閉鎖の影響によりSECとビットコインETFの申請者側が十分な話し合いをできなかったこと。ビットコインETFを申請する米運用会社ヴァンエックのジャン・ヴァンエックCEOは、「SECが復活したときに再び申請する」とし、価格操作などSECの懸念材料に対して「確固たる答え」を持っていると自信をみせている。
テクニカル的にビットコインは底?
ブルームバーグによると、ビットコインのテクニカル指数として重要なGTI グローバル・ストレングス・テクニカル・インディケーターが35.6と「売られ過ぎの水準近く」にある。先月以降で最低水準だそうだ。この指数によると、ビットコインは3000~3100ドルで強固なサポートを得られ、3500ドル付近で安定しているという。
ETFとは、Exchange Traded Founds(上場投資信託)の略。東証株価指数(TOPIX)や日経平均、金や原油などのメジャーな指標と連動した投資信託であるため値動きの把握が容易であり、個別の銘柄への投資を行うよりはリスク低減された投資対象である。
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— コインテレグラフ⚡仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年10月31日
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