香港のソーシャルメディアインフルエンサーが、仮想通貨取引所JPEXの流動性危機に関する捜査で彼の関与が明らかになった後、逮捕されたと報じられている。

サウスチャイナ・モーニングポストによると、香港の警察は、JPEXとの関連でインスタグラムのユーザーネーム「jolamchok」を使用する仮想通貨インフルエンサーのジョセフ・ラム氏を逮捕した。さらに、警察は彼のオフィスを家宅捜索し、証拠品を押収したという。

現地報道によると、香港の証券先物委員会は最近、JPEXがオンラインセレブなどを通じて香港の一般市民に対して積極的にプラットフォームのサービスや製品を宣伝していたとJPEXを非難する声明を発表した。

また未確認のSNS投稿では、ジョセフ・ラム氏が仮想通貨投資のために作られたチャットグループに「スキーム」を提示したとされている。被害者1人であるチェン氏は、仮想通貨に約100万香港ドル(約1887万円)を投資するよう説得されたという。

9月17日、ジョセフ・ラム氏は「JPEX事件で打撃を受けていない」と主張するニュース記事を共有し、「命を落とさないのであれば、どんなことでもあなたを強くする」とのキャプションを投稿した。

Lin Zuo shared a news article claiming that he was not impacted by JPEX investigations. Source: Instagram

これらの投稿は、彼が弁護士とともに警察を訪れ、必要な情報を提供する前に起こったようだ。

Lin Zuo visited Hong Kong police in relation to JPEX investigation. Source: Instagram

JPEXは、、出金手数料を引き上げや一部業務の停止に関して、規制当局と「サードパーティのマーケットメーカー」が流動性危機の原因だと非難した。JPEXは声明で、「できるだけ早くサードパーティのマーケットメーカーから流動性を回復し、出金手数料を通常のレベルに徐々に調整することを約束する」と述べ、詳細は交渉終了後に発表されるとした。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン