米取引所のクラーケン:カナダでの従業員リストラの噂、会社側は否定

仮想通貨取引所のクラーケンは、カナダ・ハリファックスのオフィスで従業員の解雇を進めているという噂を否定した。Finance Magnatesが6日にリポートしている。

ことの発端はRedditへの投稿だ。Redditのローカルネタを話す場所に、クラーケンでカスタマーサポートなどを担っている「unit102」で「数百人の人々」が解雇されたと書き込まれた。その投稿では「人々が退職願を書かされた」と書いており、さらに今回の「大きな動揺」はセキュリティー違反への対応だと指摘していた。スレッドの投稿者は、投稿の最後に「ここに誰か解雇された人はいますか?」と尋ねている。

この投稿の後、別の投稿によって、この話の細部が補強されている。

「午前10時の定例会議。どこもセキュリティだ、ドアフォブを手渡す必要がある。食堂の席に座ると、ボリュームが落ちていると聞いた(トレーディングとサポートの両方だ)。それにアジアに新しいオフィスを開設するため、コストを削減しなくてはならず、最近の解雇(3ヶ月で約57人)では不十分だという」

この投稿者はさらに次のように書いている。従業員は「金曜の正午」までに自発的に辞めてくれれば、「8週間分は退職金として支払う」と言われた。もしそうしなければ、雇用を保証することはできないだろうとも言われたという。投稿者は「私たちの解雇されかたは、ずいぶん酷いと思わないか?」と書いている。

このスレッドの別な投稿者は、セキュリティの問題は、場所に「侵入された」と書いている。つまりネットワーク上ではなく、物理的に部屋に侵入されたことのようだ。

Finance Magnatesによると、クラーケンのサポートチームがツイッターでこの件の質問に答えている。

「どこかの拠点で業務を閉鎖したということはありません。またセキュリティーを侵入されたこともありません。すべては通常通りで安全です。ご質問ありがとうございました!」

このツイートからさらに1時間後、別のツイートでもクラーケンのサポートはこの件を否定している。

今回の噂が出てくる半年前、米ビジネスインサイダーはクラーケンの関係者の話として、クラーケンが授業員1000人への道を非常に速いスピードで進んでおり、2018年にはさらに800人を追加すると報じていた。

しかし、一方でクラーケンは今年4月、日本での取引サービスから撤退を表明。理由の1つとして挙げていたのは、事業コストの上昇だった。

仮想通貨関係のニュースレターを配信しているDiarが先月まとめたデータによると、2018年のはじめから、クラーケンやコインベースなど米国を拠点とする取引所の取引ボリュームは、アジアの取引所に比べて、減少傾向にあると指摘していた。それでも、Diarによれば、クラーケンは米国のほかの競合他社よりも優れたパフォーマンスだという。