著名起業家ウィンクルボス兄弟率いる仮想通貨取引所ジェミニは12月3日、ステーブルコイン「ジェミニ・ドル(GUSD)」の供給量の約2割をバーン(焼却)した。巨額資金の移動を追跡するホエールアラートが同日、一回の操作で103万5020GUSDがバーンされたことを伝えた。

残りはジェミニ・ドルの供給量は、410万GUSD超となっている。

 

Gemini Dollar market cap one-day chart

出典:CoinMarketCap ジェミニ・ドルのマーケットキャップ1日チャート

GUSDは昨年9月の公開されたが、最近は取引量が減少している状態だ。コインマーケットキャップのデータによると、取引量は12月3日に330万ドルで、今年2月20日の2億4940万ドルから激減している。

GUSDは9月にニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)から認可を受けて発行。GUSDの裏付けとなるた米ドルは米国内の銀行に保管されており、米国連邦預金保険公社(FDIC)のパススルー預金保険の対象となっている。

今回のバーンを受けて、ザ・ブロックのニュース・ディレクタのフランク・チャパロ氏はツイッターで、「GUSDは2019年最大の失敗仮想通貨のひとつ」と述べている

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン