米仮想通貨取引所ビットトレックスは、同取引所のプラットフォームに北朝鮮のユーザーがいるという主張は誤りだと、4月22日にツイッターで述べた

ビットトレックスは、ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)から同社の2つの口座が北朝鮮のユーザーに属すると指摘されていた。しかし調査を行った結果、口座は韓国のもので、国名をプルダウンで選択する際に誤って「北朝鮮」を選んだとみられるとした。2017年10月にも同様の確認をしており、国籍IDやIPアドレス、実際の住所などすべて調べた結果、韓国のものだとしている。

4月初め、NYDFSはビットトレックスの仮想通貨ライセンス「ビットライセンス」について、ビットトレックス のマネーロンダリング(資金洗浄)対策やKYC(顧客確認)などが不十分だとして申請を拒否している。NYDFSは、適切なコンプライアンスプログラムと制御でビットトレックスを保守するよう複数のコンプライアンスに関する書簡を発行したという。

ビットトレックスはNYDFSに対する失望を表明。「同規制はニューヨークの消費者を守るのではなく害を与えている」と述べていた。また、NYDFSのマネーロンダリング対策やコンプライアンスに賛同しないとも説明していた。

この記事の執筆時点で、コインマーケットキャップによるビットトレックスの取引高ランキングは58位となっている。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
原文 Crypto Exchange Bittrex Denies Claim of North Korean Users on Its Platform