クロアチア最大のスーパーマーケットチェーンであるKonzumは、ビットコイン(BTC)などの仮想通貨による支払いに対応する。

同社は11月29日、オンラインストアでの支払いに9つの仮想通貨を利用できるようになったことを発表し、顧客が食料品や衛生用品、日用品の購入に仮想通貨で支払えるようになった。

発表によると、対応する暗号通貨は、ビットコインやイーサ、ビットコインキャッシュ、EOS、DAI、XRP、ステラ・ルーメン(XLM)のほか、テザー(USDT)やUSDコイン(USDC)。

Konzumは、同国の仮想通貨支払い処理業者であるElectrocoin社と提携し、加盟店が仮想通貨による支払いを受け入れることができるPayCekを導入した。PayCekシステムは、仮想通貨の価格変動が大きいことを考慮して、購入者に取引開始時の固定為替レートを保証している。

Konzumは現在、オンラインでしか仮想通貨の支払いを受け付けていないが、近い将来、この支払い方法を同社のスーパーマーケット・チェーン全体に拡大する予定だ。Konzum社は、クロアチアで700以上の店舗を運営し、1万人以上の従業員を抱えている。

Konzum社の取締役であるUroš Kalinić氏によると、仮想通貨による支払いの導入は、小売分野における世界的なトレンドとイノベーションに対する同社のコミットメントを示すものだという。

「約65年の歴史の中で、業績や技術的成果の面で国内市場を継続的にリードしているクロアチア最大の小売チェーンとして、急速に発展し未来を形成している別の分野のリーダーとなれることを誇りに思う」