中国・上海の裁判所は、裁判所改革のパイロットプロジェクトの1つとして、公判を記録するためにブロックチェーン技術を活用している。現地メディアが9日に報じた。
上海の高等裁判所が最近開催した裁判所改革の会議の中で、上海・閔行区の裁判所がブロックチェーン技術を使用して株式移転契約の裁判を記録していることが報告された。
報道によれば、裁判が始まると、音声と映像の録音システムが作動し、音声認識によってテキストデータにも変換される。
「記録されたオーディオファイルおよび文書のファイル名、ファイルサイズ、ファイルの生成時間、またその他の情報を記録するメタデータが即座に生成され」、ブロックチェーン上に記録されると、現地メディアは伝えている。
報道によれば、上海の裁判所での記録保存プロジェクトは今年3月から始まっているという。これまでに計260ヵ所の裁判所に設置され、実証試験が行われている。これまでに4221件の裁判の記録が行われたという。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン