米国最大の仮想通貨取引所コインベースは、2018年に推定約5億2000万ドル(約582億円)の売上高をあげた。18日付のロイターが報じた以前の報道では、コインベースの2018年の売上高が13億ドルと推定されており、今回の報道が正しければ、コインベースは当初予測の半分未満の売上高しかあげられなかったことになる。

昨年11月、コインベースの2018年の売上高が13億ドル(約1470億円)になる見込みだとブルームバーグが報じた。仮想通貨相場が低迷する中、去年より売上高がほぼ40%増加することになり、取引所ビジネスの底堅さに感心する声が出ていた。

しかし、今月18日付のロイター通信によると、コインベースは2018年、米国以外の売上高が前年比20%増加の1億7300万ドルだったことを英国の当局に申告。これは全体の3分の1ほどにあたるということから、全体の売上高は5億2000万ドルと推定されるという。

昨年10月、コインベースが近々IPO(新規株式公開)を計画していて、企業価値が73~80億ドル(約8100億円~9000億円)と見込まれていると報じられた。