米仮想通貨取引所コインベースが、予測市場プラットフォーム向けのウェブサイトを開発しているとみられる。未公開機能を発見することで知られるテック研究者が、Xにスクリーンショットを投稿した。
テック研究者でブロガーのジェーン・マンチュン・ウォン氏は火曜日、コインベースが「予測市場に取り組んでいる」とXに投稿し、複数のスクリーンショットを共有した。
スクリーンショットの1つには、コインベース・グローバルのデリバティブ部門であるコインベース・フィナンシャル・マーケッツが、予測市場カルシを通じて提供するサービスであると記されている。
そのほかの画像では、コインベースのロゴが付いた典型的な予測市場のインターフェース、FAQ、サービス概要ガイドなどが確認できる。
「エブリシング取引所」構想の一環
コインベースは今年7月、CNBCに対し「エブリシング取引所」構想の一環として予測市場の提供を計画していると述べている。
コインベースとカルシは11月13日に提携を発表しており、コインベースがカルシのUSDC(USDC)建てイベント契約のカストディアンを務めている。
コインベースもカルシも、今回の投稿に関するコメント要請にはすぐには応じていない。
ウォン氏は、フェイスブック、インスタグラム、Xなどの未発表機能を、サイトの公開ソースコードを調査することで発見してきた人物として知られている。
ウォン氏が共有したスクリーンショットによれば、コインベースは予測市場でUSDCまたは米ドルを利用可能にする予定で、経済・スポーツ・科学・政治・テクノロジーなどのイベントが対象となる。また、新しい市場が定期的に追加されるとの記述もある。
予測市場は2025年に入り急速に人気が高まり、カルシやポリマーケットなど複数のプラットフォームで取引高が急増している。
ライバル取引所も続々と予測市場に参入
コインベースの競合となる仮想通貨取引所も、予測市場の波に乗るべく、既存サービスとの提携や独自プラットフォーム開発を進めている。
クリプト・ドットコムは最近、トランプ・メディアと統合予定の予測市場プラットフォームを開始した。
また、仮想通貨取引所ジェミナイは「スーパーアプリ」構想の一環として予測市場プラットフォームを計画しており、米商品先物取引委員会(CFTC)への指定契約市場申請も進めていると先週発表した。
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